頭痛

脳出血や脳梗塞など、病気が原因ではない頭痛のことを「一次性頭痛」と言います。
痛みが長期化しやすいことが特徴で、慢性頭痛とも呼ばれます。
こちらでは、慢性頭痛について「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の原因や症状を詳しくご紹介します。

 

【緊張型頭痛】

幅広い年代でみられ、慢性頭痛の中でもっとも患者数が多い頭痛になります。

●緊張型頭痛の原因

首から肩、背中まわりの緊張が、緊張型頭痛の主な原因とされます。
筋肉の緊張から頭部周辺の血行不良を起こし、痛みに繋がることが考えられます。
日常生活では「デスクワークやスマホ操作などでの前のめり姿勢」「ストレス」「目の疲れ」などが、緊張型頭痛と関連が強くなっています。

 

●緊張型頭痛の症状

頭全体から後頭部にかけて生じる、締め付けられるような痛みが緊張型頭痛の特徴です。
首や肩のこり感、めまいなどをともなう場合もあります。

 

【片頭痛】

片頭痛は、若年から中年の女性に多い頭痛です。
緊張型頭痛に次いで患者数が多いと言われています。

●片頭痛の原因

片頭痛の明確なメカニズムは分かっていません。
しかし脳の血管が拡張し、炎症を起こした状態ではないかと考えられています。
個人差はありますが「寝不足・寝すぎ」「気圧の低下」「ホルモンバランスの乱れ」などが、片頭痛の要因に挙げられます。

 

●片頭痛の症状

片側のこめかみに起こる、ズキズキとした痛みが片頭痛の特徴的な症状です。
吐き気やめまいなどをともなう場合もあります。
痛みの程度は強く、また身体を動かすと悪化してしまうため、日常生活にも支障が出やすい傾向にあります。

 

【群発頭痛】

群発頭痛はまれな頭痛になりますが、症状を発症する方の大多数が若い男性と言われています。
慢性頭痛の中で、もっとも激しい痛みをともないます。

●群発頭痛の原因

群発頭痛の原因は明らかになっていません。
しかし目の奥の血管が拡張し、神経が刺激された状態ではないかと考えられています。
「飲酒」「喫煙」「気圧の低下」「体内時計の乱れ」などが、群発頭痛を引き起こす要因に挙げられます。

 

●群発頭痛の症状

片方の目の奥にドリルでえぐられるかのような、激しい痛みが生じると言われています。
痛みのある方の目は充血し、涙や鼻水、鼻づまりを起こす場合もあります。

1〜2か月ほど継続する群発期になると、毎日決まった時間帯に痛みが生じます。
しかし、群発期でなければ、痛みはとくに起こりません。

緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の特徴を理解したうえで、各々に適した対処法や予防法をこちらで詳しくご紹介していきます。

 

【緊張型頭痛の対処法】

●温める

蒸しタオルやカイロなどを利用して、首や肩、背中周辺の筋肉を温めましょう。
温めて血行を促すことが、緊張型頭痛の改善に有効です。

また、首や肩のこりが強い場合は、湯船に浸かった入浴もおすすめです。
ぬるめのお湯にじっくりと浸かり、身体の内側から温めていきましょう。

 

●ストレッチ

「頭を横に倒す」「両腕を後ろに引いて胸を張る」など、首や肩甲骨まわりの筋肉を重点的にストレッチしてください。
痛みが出たときに限らず、予防のためにも習慣的にストレッチしておくことをおすすめします。

 

●姿勢を正す

前のめりになった姿勢は、首や肩まわりの筋肉に負荷をかけてしまいます。
デスクワークやスマホ操作などで、背中が丸まらないように気をつけましょう。

 

【片頭痛の対処法】

●こめかみを冷やす

冷やすことで、血管の拡張を抑えられると言われています。
濡れタオルで痛みのある箇所を冷やすようにしましょう。

 

●静かな部屋で休む

片頭痛は、頭を動かすと痛みが強まる傾向にあります。
また、光や音、匂いといった刺激にも敏感になるため、静かな部屋でゆっくり休むことをおすすめします。

 

【群発頭痛の対処法】

●医療機関に相談する

群発頭痛の痛みは非常に強いため、通常の鎮痛剤では抑えることは難しいとされます。
毎日決まった時間に激痛がする場合は、医療機関で適切な薬を処方してもらいましょう。

 

●身体を温めない

血管の拡張を促すと、痛みを強める可能性があります。
痛みがある時期は、入浴や運動など身体を温めることは控えるようにしましょう。

 

●アルコールやタバコを控える

飲酒や喫煙は、群発頭痛を引き起こす要因になります。
とくに群発期には、お酒やタバコは控えることをおすすめします。

当院では、頭痛の施術をさせていただく上で患者さん一人ひとりの頭痛の種類をカウンセリング、検査を通して把握します。
そして検査結果を元に各症状にあったベストな施術をご提案させていただきます。

普段の不良姿勢からなる、骨格、筋肉のバランス不全によるもので頭痛に影響を及ぼしている場合には姿勢調整と、頭を包む筋膜と身体にかけて繋がりあう筋膜のトリートメントを行いアプローチします。

気候変動や自律神経の乱れ、疲れの影響がある頭痛には、お腹の張りをみて内臓調整などを施し、頭痛ストレスに対してリラックスできる環境をご自身の身体でつくれるようにアプローチします。

施術でのアプローチと各症状に対して根本的に改善し、同じ症状を引き起こさないためのトレーニングメニューや健康維持の為のオプションメニューもございます。

頭痛薬を飲み続けなくてすむ生活を目指して行きます。